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Portfolio

Speculations about windows / 窓についての憶測 (2020)

例えば、その日すれ違っただけの人や毎日顔を合わせている人、隣に住む住人、駅前のコンビニの店員や、駅で肩のぶつかったサラリーマン、職場の同僚や部下、上司。 それぞれの事情を抱え、それぞれの人生を生きる彼らについて、私たちはどの程度理解しているのだろうか。毎日顔をあわせ、知り尽くしていると思っている人の事でさえ、私が彼の「内面」として判断し「真実」として確信した(つもりで)いる情報は、窓から漏れる光ほ […]

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LostPossessions (2015-2016)

これは、道端で見つけた落としものをインスタントカメラで記録した作品である。 QRコードにはその物が落ちていた場所を示すGoogle mapの情報を、 またタイトルには、撮影日時とその物が何であるかを記した。 かつての持ち主が何を考え、それをどのように扱い、そしてなぜその手を離れてしまったのか、 私はすでに知る事ができない。聞く事もできない。私にできるのは記録する事だけであった。 しかし、ゴミ同然に […]

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Neighbors / 隣人 (2015)

    私たちは共に生きている。 「共に生きている」=「社会を形成している」「コミュニティーの中で生きている」ということだとすれば、その社会と社会の関わり方や協調の必要性が「宇宙船地球号」などと比喩されるような国際的、世界的な意味での「共に生きる」という考え方に繋がるのだろう。また、「共に生きる」最小単位としてよく例に出されるのは「家族」だが、その最小単位を形成し得ない一人暮ら […]

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ともだち造り / Making a friend (2012)

  幼い頃、友達を造れないかと考えた。 小学生になっていたかどうかは忘れた。 |木を切って、釘を打って。 「こうさく」は得意だったから、出来ると思った。 絵本なら、それは簡単に動き出す。 「やあ、つくってくれて、ありがとう」なんて言ったりして。 でも、僕の造ったそれは動かなかった。 当たり前だ。魔法なんかない。 分かってたよそのくらい。 ウルトラマンにも、なんとかレンジャーにもなれないと […]

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ぼくの実けん室 / My Laboratory (2011)

    地球には日本とアメリカがあって、 外国という国は無くて コアラはオーストラリアに棲んでいる。 そんなことを知った頃 まだ電車にも自転車にも乗れなかった僕が 一人で行ける世界は狭かった。 アメリカを知りコアラの生息地を知っても、 小さな僕にとっては 小さな足で歩ける場所が世界の全てだったのだ。 家の周りと幼稚園、小学校にあがれば通学路、そのくらい。 小さい足で歩ける世界は […]

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